とにかく全員がよくがんばりました。
ハル: このチームで初めて大会に挑む中で、キャプテンに立候補して、よくみんなをまとめてくれました。大会前日の夜は、キャプテンとして、先発ピッチャーをするかもという責任感と緊張から全然寝れずに、夜中まで色々考えてたみたいやね。やっと寝れたと思ったら、夢の中で別の子供がピッチャーをしてたみたいで、「寝れずに悩んどったのに、なんでやねん!」って起きてみたら夢だったって朝聞きました。今までどんな大会の前でもぐっすり寝ていたのに、最上級生として、キャプテンとして、中心選手としての責任感からか?緊張か?いずれにしろ責任感が出てきている証拠です。試合では審判のストライクゾーンが狭い中で、先発ピッチャーとして1球1球ていねいに投げていました。見事生まれて初めての1安打完投勝利。強豪チーム相手に最後まで投げ切りました。球数にして100球は超えていると思います。いつも口ばっかりの奴が、この大舞台で大仕事をやってみせました。見直しました。たくましく見えました。成長しました。よくやった!!
カズキ: 副キャプテンとして1番打者としてチームの要としてよくがんばりました。攻撃では切り込み隊長としてよく打ち、よく走り、よく点を取ってくれた。守備では半分近いアウトを取ってくれた。ビッグプレイ(3塁打をアウトにした、2塁ランナーをけん制でアウトにした)がすばらしかった。あれがなければ負けてたかもっていう位、大きなプレイでした。よくやった!!
ケイ: 副キャプテンとして、キャッチャーとして、4番として、頼もしくなってきました。キャッチング、リード、送球、ボールを後ろにそらさない、これができてきています。バッティングもチーム1の長距離打者として存在感はバツグンです。よくやった!!
カズヤ: C級の試合になると1番うれしそうなのがカズヤです。スイッチが入るのか突然自信満々になります。バッティングはかなり良くなっています。走塁も良くなっています。でも最近ファーストでの守備が急激に上手くなりました。体が柔らかいので新体操の選手のように股をひらいてボールをうけるようになってから急成長しました。安心して見れるようになりました。よくやった!!
ケイシ: 試合の前の夜はなかなか寝れなかったみたいやね。理由は「1番強いチームと試合を出来る事がうれしくてワクワクするから」。試合に出る責任感とうれしさからでしょう。今までなかなか試合に出る事ができずにいたので、よく分かります。バッティングはかなりよくなっています。走塁と守備はもうひと頑張り。そう思っていましたが、試合の中でケイシが3塁ランナーでパスボールでホームを狙ったがアウト。ベンチで悔し涙を流しました。監督は「積極的な失敗はOK」と言いました。次にまったく同じ場面が訪れました。今度は見事にセーフになりました。「失敗を恐れない積極的なプレー。悔しい思いを取り返す。チームの勝利に貢献したい」このような強い気持ちが出てきました。この成功があったから、2点差で迎えた最終回の2アウトでピンチの場面、センター前に打たれました。みんなは「ヤバい。打たれた。ヒットや。」って思いました。ちょうどセカンドベースの後ろぐらい、ショートとセカンドとセンターの中間です。なんとセカンドのケイシのグローブにボールが吸いついていくように見えました。見事にウィニングボールをキャッチしました。よくやった!!この試合でかなり自信がついたと思います。
イット: しばらく練習に来れない間、辛かったと思います。「みんなに遅れて行っている。」と親に怒った事もあったみたいですね。持ち前の気合と元気もなくなってきていました。でも練習に来れない間一人でしっかりと監督に言われた事を自主練習していました。たいしたものです。練習に来れるようになってからはバッティングも守備も走塁もとても上達しました。特に課題だった3塁から1塁への送球も丁寧に安定してきています。これからは遠慮なしにもっと気合と元気出してくれたらいいんやで!よくやった!!
1~3年生: 暑い中でよくわからない野球の試合に出場してよくがんばりました。試合に出してあげれなかった子供達はごめんね。試合に出た子供達はボール球は振らない、ストライクがきたら打つ、打ったら走る。守備でボールが飛んできたら取りに行く、取ったら内野の人にすぐに投げる。基本ですが、出来ないのが普通です。この子供達はそれをしてくれました。特に2回デッドボールで2点をとったヒロト、逃げずに痛いのをよく我慢しました。それとレフトオーバーの3塁打を必死にボールを追いかけて、つかんですぐに内野手に投げてアウトにしたリュウキ。よくやった!!みんなよくがんばったよ。
この1~3年生は試合前に自分でスパイクを履けない子供がほとんどです。親に頼らないと出来ない事が多い子がほとんどです。低学年ですので仕方ありません。しかし親はグランドで子供に手をかす事はできません。試合前にこんな光景を目にしました。スパイクを履けない子供達を見て、ハル、カズキ、カズヤ、イットが履かしてあげているのです。5年生や他の4年生は無関心・・・「この4人がいるチームは良いチームになるな」そう思いました。野球はチームワーク、助け合いのスポーツだと思っています。プレー以外の目に見えない何かがプラスアルファとなりチーム力はアップします。少し難しい話になってきましたのでこの辺までにしますが、C級のみんな今週の土曜日は準決勝、決勝戦です。優勝目指して
顔晴れ
ボランティアSより